暮らしと移動 -建築士 2020.3月号
首都カンパラは国の南部に位置し、中心部より北部・東西方向へ放射線上に舗装された幹線道路が伸びている。人やモノの移動を担うのは主に自動車で、その多くは日本の中古車である。内陸国であるため、国外・アフリカ大陸外からのモノの多くは、南西部に位置するエンテベ空港に空輸されるか、または隣国のケニア・タンザニアなどの港を通じて、まずカンパラに運び込まれる。その後、中心部にあるタクシーパークから、幹線道路上に点在する各地方都市や小さな商業エリアへ運ばれる。食料、建材あらゆるものが人とともに、これらの道路を通じて各地域と首都カンパラを行き来しているのだ。
